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2024年 モバイルパスポートコントロール(MPC)でホノルル入国審査の待ち時間が短縮!

今年日本人のESTA渡航者も対象になったMobile Passport Controlのアメリカ入国方法

ハワイ(アメリカ)への旅行は多くの日本人にとってイミグレーションでの行列が本当に大変です。近年、アメリカ合衆国税関・国境警備局(CBP)は、入国手続きを簡素化するために「Mobile Passport Control(MPC)」を導入しました。2024年には、日本人のESTA渡航者もこのサービスを利用できるようになり、これにより入国手続きがさらに迅速で便利になりました。最近MPCを利用して入国審査をした日本人が増えております。本記事では、Mobile Passport Controlの概要、利用方法、利点、具体的な入国手続きのステップについて詳しく解説します。

Mobile Passport Control(MPC)とは?

概要

Mobile Passport Control(MPC)は、アメリカ合衆国税関・国境警備局(CBP)が提供する公式アプリケーションで、アメリカへの入国手続きをスマートフォンを使用して行うことができます。MPCを使用することで、紙の書類を記入する必要がなく、空港での待ち時間を大幅に短縮することができます。

CBPのウェブサイトはこちら

モバイルパスポートコントロールの対象者

2024年から、ESTA渡航者もこのサービスを利用できるようになりました。これにより、多くの日本人旅行者が入国手続きをよりスムーズに行うことが可能となりました。対象の方は以下の通りです:

  • 米国市民、米国永住権保持者
  • カナダ国籍の米国B1/B2 VISA保持者
  • ESTA申請者かつ、ESTA認証による渡航が2回目以降の方

Mobile Passport Controlの利点

時間の節約

MPCを使用することで、入国審査の際に長い列に並ぶ必要がなくなります。アプリを使用して事前に情報を提出することで、専用のMPCレーンを利用でき、迅速に入国審査を通過できます。

簡単な手続き

MPCは非常に直感的な操作が可能で、スマートフォンを使った簡単な手続きで完了します。英語が苦手な方でも、アプリの指示に従って情報を入力するだけで手続きが完了します。

モバイルパスポートコントロールの登録方法

ステップ1:アプリのダウンロードとインストール

まず、スマートフォンにMobile Passport Controlアプリをダウンロードしてインストールします。このアプリは、App StoreやGoogle Playから無料でダウンロードできます。ストアなどで「MPC」または「Mobile Passport Control」と検索してください。

またはCBPのウェブサイトのリンクよりアクセスしてください。

ステップ2:事前登録

英語のみにはなりますが、アプリを開いたら、アメリカのどこの空港へ到着するのかや自身や家族のプロフィールを作成します。パスポート情報や旅行の詳細を入力し、プロフィールを登録します。この情報は、入国手続きの際に使用されます。質問に沿って答えて入力すれば問題ありません。

ステップ3:税関申告の入力

日本を出発前に上記のプロフィール登録に加え税関に関わる申告(食べ物の持参や現金の持ち込みなど)の登録もできます。通常の税関申告フォームと同様な質問が出てきますのでYESかNOで答えていきます。また、「What is your purpose of travel?」(渡航目的)の質問が出てきますが、渡航者ごとに選択しないといけません。選択肢が「WB(商業目的またはビジネス)かWT(観光目的)」と出てきますので選んで保存してください。最後に確認画面が出てきて「SAVE CPB FORM」を押したら出発前にできる事はここまでです。

ステップ4:到着前に申告情報を送信

飛行機がハワイやアメリカに到着しましたら、MPCアプリを使用して申告情報を送信します。この操作は飛行機が着陸して入国審査前に行う必要があります。実際に申告した内容はやく4時間の有効期限があります。インターネットの接続を確保しないといけませんのでご注意ください。アプリを開いたら「Have you arrived at XX Airport?」と表示されているので「SUBMIT NOW」を押して進めてください。この次は登録している方それぞれの写真撮影をアプリで行って登録が完了です。次はMPCレーンに進めば大丈夫です。

ステップ5:MPCレーンの利用

空港に到着したら、MPC専用のレーンを利用します。このレーンは、通常の入国審査の列よりも短く、迅速に手続きを行うことができます。専用レーンはその空港によって異なりますのでわかりにくい場合は係員にMPCアプリを見せてレーンの場所を確認してください。入国審査が完了したら、預け荷物を受け取り、空港から出発します。MPCを利用することで、通常よりも早く手続きを完了し、観光やビジネスに時間を割くことができます。

Mobile Passport Controlの注意点

利用可能な空港

MPCはアメリカの主要な国際空港で利用可能です。ホノルルは利用可能です。しかし、すべての空港で利用できるわけではないため、出発前に利用予定の空港がMPCに対応しているか確認することが重要です。

インターネット接続

MPCを使用するためには、インターネット接続が必要です。特に飛行機が着陸した直後に申告情報を送信する際には、インターネットに接続していることを確認してください。

アプリについて

MPCアプリは定期的に更新されるため、最新のバージョンを使用することが推奨されます。アプリの更新により、バグの修正や新機能の追加が行われるため、常に最新のバージョンを使用することで、スムーズな利用が可能です。*2024年5月22日よりQRコードは発行されなくなりました。また、現状では英語のみの対応なので注意が必要です。

ESTAの申請

MPCを利用するためには、ESTA申請者かつ、ESTA認証による渡航が2回目以降の方が対象です。ESTAはオンラインで簡単に申請できますが、申請には数日かかる場合があるため、旅行前に余裕を持って申請を行うことが重要です。また、ESTAの期限関係なくパスポートを更新したら必ず再申請が必要なのでご注意ください。

Mobile Passport Control(MPC)は、日本人のESTA渡航者にとって、アメリカへの入国手続きを簡素化し、スムーズにするための便利なツールです。MPCを使用することで、入国審査の際の待ち時間を短縮し、効率的に手続きを進めることができます。

旅行前にMPCアプリをダウンロードし、必要な情報を入力することで、ハワイやアメリカ本土への旅行をより快適に楽しむことができます。今後はより多くの方が利用し始めるのでMPCレーンも多くの人で並ぶ可能性もあると思いますので今後の動向にも注意が必要ですね。少しでもホノルル空港でのイミグレーションでの待ち時間が短縮されるなら試す価値はあると思います。

*パスポートを更新された方でも問題なく利用できます(ESTAでのアメリカ渡航が2回目以降であれば)。また、パスポート更新時はたとえ期限の前でも新しいパスポートでESTAを登録し直さないといけませんのでご注意ください。

*2024年7月時点の情報です。渡航前は必ず最新情報を直接ご確認ください。

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