ワイキキの主要ホテル7軒の従業員がストライキ実施を承認

ハワイのホテルに勤める従業員が加盟する労働組合「UNITE HERE Local 5」は、２０２４年８月１０日にワイキキにある7つのホテルでのストライキ実施を賛成多数で承認しました。

今回のストライキの背景

労働組合によれば、2019年から2022年にかけてアメリカのホテル業界の営業利益は26.63％増加した一方で、客室あたりのスタッフ数は13％減少しています。これに対し、労働者たちはインフレと生活費の高騰に対応するための昇給を求めるとともに、ゲストサービスとアメニティの質を維持するために、安全で適切な労働環境を確保するための人員配置の充実を要求しています。

対象となるホテル

今回のストライキに参加するのは、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート、ハイアット・リージェンシー・ワイキキ・ビーチ・リゾート＆スパ、モアナ・サーフライダー – ウェスティン・リゾート＆スパ、ザ・ロイヤル・ハワイアン – ア・ラグジュアリー・コレクション・リゾート、シェラトン・プリンセス・カイウラニ、シェラトン・ワイキキ、ワイキキ・ビーチ・マリオット・リゾート＆スパの7軒です。約5,000人の労働者が対象であり、投票の結果、94％がストライキに賛成しました。

影響を受ける可能性があるホテルはどれもワイキキを代表するホテルとなっています。夏休み真っ只中なので日本人の旅行者にとっては注意深く状況を見守るしかありません。

Hawaii News Nowより